Bear Country 小型飛行機セスナでしか辿り着けない熊の世界がある。レンジャーの拠点となる一つの建築物を除けば滑走路もない。そんな豊かでも、冷たい風の当たる海岸に着陸すると一頭の熊がアサリを求めて潮の引いた砂浜を歩いていた。ここにいるクマはコースタル・ブラウンベアー、日本でいうヒグマだ。よく耳にするグリズリーと生物学的には同じだがここに住む彼らはサーモンなどのタンパク質にありつける頻度が高いため体も一際大きく育つ。ここでは人の跡を残さないためにお昼のサンドイッチのパン屑すらも落としてはいけない。彼らの世界にヒトの物を残さないように注意して彼らの生活を撮影した。 ギャラリー Home