アラスカ。動物の王国のようなイメージは正確ではない。この厳しい世界ではあらゆる個体が増減を繰り返し生きている。ジリスがいなくなればフクロウは減り、梟が減れば翌年のジリスが増える。過酷だが考えようによっては単純だ。世界中で人間は動物たちをコントロールしようとしている。違法な猟だけでなく合法な形（個体数が増えすぎると伝染病の恐れが高まり結果的に個体数の減少に砂がるかもしれない）を理由に動物を殺戮するケースもある。彼らの生活に本当にヒトの介入は必要なのだろうか。